【登山記録】
過去に登った登山記録を紹介したいと思います。今回は北アルプスでも難所と言われる大キレットへ行った時の紹介をいたします。このブログでは、大キレットについて、登山ルート、持ち物、大キレットの危険箇所についてご紹介したいと思います。
◆大キレットについて
大キレットとは日本三大キレットの一つ(キレットとは山と山を繋ぐ尾根がV字のように切り落ちている場所のことを言う)。大キレットの他に八峰キレット、不帰キレットがありどれも難所と言える。
その中で今回行った大キレットは北アルプスの南岳から北穂高岳を繋ぐルートで難所が複数あり危険なルートとされている。難易度は一般ルートに指定されている中では最難関とされています。難関の一つとして滋賀県側の飛騨側に落ちるとほぼ助からないと言われている「飛騨泣き」と言われる場所が存在する。
◆今回の登山ルート
◯1日目
新穂高温泉登山口
右俣林道を経由し
槍ヶ岳山荘
ここでテント泊
◯2日目 槍ヶ岳山荘 南岳 大キレット 北穂高小屋 ここで小屋泊
◯3日目
北穂高小屋
涸沢岳
奥穂高岳
岳沢
上高地
※北穂高岳-涸沢岳-奥穂高岳のルートも難所のため別記事で紹介します。
◆大キレット難所紹介
南岳山頂から北穂高岳へ目指す場合は南岳山頂3032mから途中の最低のコル2748mの280mほど降り、そこから再び440m登って北穂高岳3190mへ目指します。直線距離は短いですが、これほどの高低差があると簡単に行けるルートではないことが想像できます。
〇最低のコル
大キレットの1番標高の低い場所になる最低のコル。この場所で標高は2748m
〇長谷川のピーク
この場所は、足場が少なく、高度感がある場所で岩場には「Hピーク」とペイントされています。由来は、過去に学生がこの場所で滑落し
〇A沢のコル
A沢のコルはザックを置いて休憩できるスポットになっています。大キレットでここは唯一の安全地帯として紹介されている場所になります。
〇飛騨泣き
A沢のコルを過ぎたあたりから岐阜側にキレ落ちた場所を飛騨泣きと言われる崖になっています。この場所は滑落するとほぼ命は助からないと言われるほどに急斜面で危険な場所になっています。
〇北壁
北穂高岳に向かって急な岩壁を登ることになります。この辺りは登山ではなくクライミングと思うほどに鎖場と岩登りが続きます。この北壁は登るのも大変ですが、北穂高岳から南岳を向かう際はこれを降る必要があるのでかなり危険です。
◆まとめ
大キレットにアプローチする際は南岳から北穂高岳へ行くルートが登りやすいと聞いたことがあります。その原因の一つとして北壁を降るのが非常に危険だからと言えるでしょう。
北穂高岳から南岳へ向かう大キレットへのアプローチの場合は北壁を降る必要があり、降りの時の方が足元が見えにくいため滑落事故も多いです。そのため、南岳から北穂高へ行くルートで大キレットへアプローチ人が多いです。
◆持ち物
今回の持ち物
・山と道Three
・mont-bell アルパインクルーザー
・Black Diamondハイライト
・NANGA オーロラ600dx
・UNIQLO ULダウンジャケット
・nature hike ダウンパンツ
・Patagonia トレントシェル
・GRIVEL サラマンダー
・PETZL ジプカ
・nalgene 500ml
・mont-bell 保温ボトル900ml
・Apple Watch 第4世代
・Anker モバイルバッテリー
・ガスバーナー不明(CB缶110:2個)
・他
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